梟の歌

翼持つ者
翼持たざる者
ホーホーゴロスケホーホー
ホーホーゴロスケホーホー…

翼持つ者
翼持たざる者
ホーホーゴロスケホーホー
ホーホーゴロスケホーホー…

その右手には何を掴んで
その左手は何を離すのか
その瞳には何を捉えて
その嘴は何に尖らせる

人間なんて勝手なもので
諸行無常 語るに足らぬ

眼に映るもの その殆どは
然程 大事なものじゃなかった
肌にひりつく ざわめきこそが
君と俺とを繋ぐものだった

世間なんて右に倣えで
それはそれで 勝手にしやがれ

生きろ 夜を越えて
高く 遠く 飛び続けろ(勇ましく)
梟 森を抜けて
神にも 悪魔にもなれる
光も 闇夜も さぁ

生きろ そう 孤独は
どんな時も 裏切らない(美しく)
梟 望めばいい
神にも 悪魔にもなれる
光も(永遠も)
闇夜も(瞬間も)

翼持つ者
翼持たざる者
ホーホーゴロスケホーホー
ホーホーゴロスケホーホー…
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