僕は透明の玉座には座らない

僕の手のひらには 車輪をつかむあとがある
前に進むための 固く強いあとなんだ

僕の心には 殻に閉じこもってたあとがある
前に進められない 弱くつらいあとなんだ

何にもできやしないと 裸の王様みたいに鎮座してた
でもできる、できないんなんかじゃない
やりたいのか、どうかさ

僕は透明の玉座には もう二度と座らない
黄金に輝く夕日に向かって進んでゆく

僕のそばには なにより大切な仲間がいる
前へ進もうよ、と 共に励ます仲間が

僕の未来には きびしく険しい山がある
超えなければならない 荒海が待っている

打ち破る勇気のない 裸の王様だった僕
でもある日気が付いたんだ 逃げていたって事を

僕は透明の玉座には もう二度と座らない
黄金に輝く夕日に向かって進んでゆく

見てごらん僕の影
長く長く小尾を引く
恐竜みたいに雄々しく
しっぽを振ってる

僕は透明の玉座には もう二度と座らない
黄金に輝く夕日に向かって進んでゆく

前を向いて歩んでゆく
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