佐渡の浜百合

朱鷺(とき)が舞う 夕空を
朱鷺色に 染めて舞う
両津(りょうつ)の港のおけさ丸
あの人いるかと 駆けてきた
わたし浜百合 風に 風にふるえてる

待ちわびて ただひとり
姫崎(ひめさき)の 灯台よ
夢で逢えても この身体
ぬくもり欲しいと せがみます
わたし浜百合 夜に 夜にしのび泣く

寄り添って 夫婦岩(めおといわ)
赤々と 陽が沈む
忘れられても 忘れない
日毎にやせては 欠ける月
わたし浜百合 風に 風にふるえてる
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