エアープリズム

影に躓いた 憂鬱で灰色の溜息
自分を許せずに がんじがらめで溺れたの
悲鳴を上げても 都会に掻き消されるよな
そんな風に生きれたら もっと楽なのに

夢を馳せるのはなぜかと 行方知れずの答えを
不安に怯え 傷つきもして 成れの果てにさよなら

心底(こころ)から笑えずに 呼吸(いき)するのも “らしさ”を忘れていた
暗闇を染めるような 光を放ちたい
あの空にこの思い 重ねてみて呟いた 「僕は、僕でしかない。」
ねぇ、そうだろ? 本音で笑えよ

弱音吐けないと 泣き方を忘れちまうよな
そんな風に生きれたら きっと楽なのに

誰かみたいにはなれずに 焦がし続けた答えを
不器用なりに 足し引きもして 辻褄合わせさよなら

痛いほど正直に 呼吸するのも “らしさ”と覚悟していた
雨空を染めるような 光を放ちたい
あの空にこの思い 溶かしてみて呟いた 「涙は、見せもんじゃない。」
ねぇ、そうだろ? 泣けなくとも

夜は明けてゆく 凛として生きられるように
揺らぐことない 強さをせがんだ 誰よりも

はみだして戻れずに 呼吸するのも “らしさ”が滲んでいた
行先を照らすような 光を放ちたい
あの空にこの思い 掲げてみて呟いた 「僕は、僕でありたい。」
ねぇ、そうだろ? 未来で翔べるさ
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