中目黒の冬風…NAMIDA

拝啓 お元気でしょうか
割れた画面のあなたは 今日も笑っています
また 冬が来ます

機種変前 カメラロール スクロールをして
想い出ごと 消去したいけど

肩を組んで 目黒川で 撮った桜の木も
今じゃすでに 枯れ木模様ね

素朴なシャツに 太い首筋
とてもSEXY されど もろく 優しかった

「あんなに愛していたのに…」

バカじゃない バカじゃない あなたの面影
探して 勝手に傷ついて

すべもない 後悔は 日ごと増すばかり
中目黒の冬風 …NAMIDA

二人で来た おしゃれなカフェ 一人で座るわ
あの日 あなた 腰掛けていた椅子

山手通り 車道側を さりげなく歩く
強い右手 愛を感じた

わがまま言えど 怒らぬあなた
私 なんで なんで 甘えてばかりいた

「時を戻せればいいのに…」

初詣 二人で 絵馬に書いたのよ
永遠に 愛が続かんと

皮肉なものよね 愛は続いてる
だけど あなたはいない …NAMIDA

「まだあなたは 愛してくれていますか?」

バカじゃない バカじゃない あなたの面影
探して 勝手に傷ついて…

すべもない 後悔は 日ごと増すばかり
中目黒の冬風 …NAMIDA

中目黒の冬風 …NAMIDA
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