背中さすって助けたいと言った
鏡を横目で覗きながら
哀れむ涙はすぐ渇いていた
ほこりに咳き込み 限界かな

君を救う その響きだけ
正面の額に入れたら

まことしやかな表情でもって
人のためを歌う 魔術師は今 寄り添ってるはず
編み出した優しさ 片手に

差し伸べた手は軽やかな添え物
深刻な夜中に饒舌だね
勇ましく足音を立てて歩く
新しい靴はサイズ違い

真心だけあれば 裏の裏なんて
読まなくて済んだ

まことしやかな表情でもって
君のためと歌う
隠されたその瞳の奥で
欲しがったあちこち眼差し

混じり気のない 駆け引きのない
昨日にはもう戻れないんだ

まことしやかな表情でもって
人のためを歌う
魔術師は今 寄り添ってるはず
編み出した優しさ 片手に
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