魔法のパスタ

出会って随分経つな
お腹も出たもんだ君のせいさ
始まりは四畳半 夢以外何も無い一口コンロの家

めっちゃ狭くてごめんよ
初めての手料理嬉しかった こんな奴の為に
待っててって 張り切って2時間かかって出来たパスタ
まさにその味は一期一会

今君のため出来る事は
この手とその手を 繋げるだけ
もしもの時が 訪れても
僕らはいつでも どこにいても

ケンカした後はいつも真っ赤っかのソース
具材も無くタバスコが辛いな
優しくて切なくて ピリリと胃袋つかむパスタ
どんな時にも支えてくれた

今君のため出来る事は
この手とその手を繋げるだけ
夢の続きを見ていたくて
思い出浮かべて瞳閉じた

届くまで聞こえるまで 何度だって言わせて欲しい
君の作る魔法のパスタが力をくれたよ 助けられたんだ

上手くいかない事ばかりで
期待をするだけバカらしくて
それでも案外いい事もあったなぁ
君と出会えたから

今君のため 出来る事は
この手と その手を 繋げるだけ
もしもの時が 訪れても
僕らはいつでも どこにいても
叶わない願いを抱えながら
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