アルカナ

だまされる才能のない
少年は泣いた
「この世がカサカサに見える。」

キャンバスの中でだけ生きている
あの星は美しい
それだけは知っていたけど

どんな夜も独りと言っていたけど
本当はどうだった?

いつか消えてゆく夜は きみを連れて
惑星(ほし)が踊る
消えない光をいつも
謳えるように
また夢を見る

だまされる才能のない
少年は笑った
「美しいものを知ってる。」

いつかまた会える?
と聞くアルケミスト
ほらこっちを向いてごらん
もしも怖いなら
ぼくがきみの先を歩くよ 手を引いて
色褪せない場所(ところ)まで

いつか消えてゆく夜は きみを連れて
惑星(ほし)が踊る
どこかで光をいつも
灯せるように

きみが生きる世界は
風が吹いて 惑星(ほし)が踊って
二人の秘密をいつも
分け合うように

約束をしようよ
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