ローリングストーン

暗い夜の部屋に 錆びたアルペジオが響く
俺は今日も一日 たしかに生きていたっけ

窓の向こうには もう一つの世界・幻
夜間飛行のライトが ぼんやりしては重なる

疲れた体を横たえ 少しだけ眠ってもいいかい

ウォウ ウォウ ウォウ
何一つ確かなことなんて ないってことなんてないさ
ウォウ ウォウ ウォウ
溶けた氷が「おやすみ」と グラスの中で鳴った
転がる石のように

風に烟るセージ そして主人公は悟る
名もなき叫びの奥に あの日の笑顔が揺れてる

そういえばかれこれ ここにいるんだろう俺たち
いつか観た映画の エンディングさえおぼろに

ウォウ ウォウ ウォウ
誰一人自分じゃない自分を 歩むことなんてないさ
ウォウ ウォウ ウォウ
やけに天気がいいから 君のところへ行くよ
転がる石のように

ウォウ ウォウ ウォウ
何一つ確かなことなんて ないってことなんてないさ
ウォウ ウォウ ウォウ
溶けた氷が「おやすみ」と グラスの中で鳴った
転がる石のように

暗い夜の部屋に 錆びたアルペジオが響く
俺は今日も一日 たしかに生きていたっけ
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