LandmarK

空の下、滲む屋上の煙。
銀色と二人、影を落とした。

マフラーが揺れて、夕焼けが沈む。
薄れてく青い季節は過ぎて。

いつか見たような明日は、二度と来ない明日の朝。
止まない雨が降っても、雪は溶けず閉じ込めるの。

変わらない。変わらない。変わらないで。ずっと。
笑ってる写真だけ変わらないの。ずっと僕らは。

ベランダで朝に君の声消える。
銀色の嘘を月に照らした。

消えた色とか言葉に光を灯して流すの。
温い雨に溶けないで。冷たい傷、指でなぞる。

変わらない、変わらない、変わらないの。二度と。
銀色に閉じ込めた二人はもう。ずっと僕らは。
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