桜花、繚乱。

ひとりには慣れたなんて、
疑いもせず想った。
強さは、強がりのまま
穴あきのココロはそのまま
遅かれ早かれ あんな悲しさが
待っているのは 百も承知なのに
キミに出逢い キミを見つめていた
いつか来る終わりの予感に
すくんだ気持ちを 眠らせたなら
春、花をさらう風、
葉をつけた桜、木漏れ日。
黒い髪、桃色の銀河 目を奪った
いつかどこかで現在が
壊れはぐれても きっと
この花が咲くたび
キミを思い出すのだろう。

たのしいこと うれしいこと
大きければ 大きいほど
この後の痛さは とても
計り知れないものだろう
それでもよかったと 笑うことも
できそうにないです。
あしたのこと見えずに
ボクはただ、キミを見つめていた
めぐりくる悲しい予感を
カラダは 覚えているみたいだね
すくんだ気持ちよ いまは走れ
春、花をさらう風、
葉をつけた桜、木漏れ日。
アスファルト、桃色の銀河
続く坂道 いつかどこかで路が
分かれ迷っても きっと
この花が咲くたび
キミを想い出せるだろう。

雨の季節、越えて 走れ
夏、キミと光る風、
向日葵を揺らす陽炎
黄昏に花火、虹色の雨
降りそそぐ
キミが微笑うのならば、
ボクも微笑えるのだろう
あの花がまた咲くような
約束はなくても
春、花をさらう風
葉をつけた桜、木漏れ日
あの花が咲くたび
キミを想いだせるだろう。
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