神に笑われても

いつもいつも 枯れて枯れて 虚しかった思いを
拾ってくれた  まるで綺麗な花でも摘むように
ひとりじゃないこと 初めて憶えた あれはもう異世界

荒んだ道も 共に行けば 美しく見えたし
灰のような 空の下も 苦しくはなかった
ひとりになって 失くしてみて分かる 思えば思うほど 全部

ただ 君の存在が この身に生きた心地をくれた
頭のてっぺんからつま先まで
動けない人形が 生き物になれたみたいな
命に意味があると思えた 大げさだなって笑われてもいいさ
嬉しかったんだ ずっと たとえ 誰に笑われても

大事に大事に 抱いていたのに
この手で砕いてしまった
愚かだった 今 心は 十字架を背負う
瞳に残る あの笑い顔を 思えば思うほど 愛しい

ただ 君の存在が この身に生きた心地をくれた
頭のてっぺんからつま先まで
もう一度 望むなんて 罪深いにもほどがあるな
命に意味があるというなら 君のために使い果たしたい
ちっぽけな命と それを誰に笑われても
たとえ 神に笑われても そう 神に笑われても
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