太陽とシーツ

高飛車にしたたかにがむしゃらに生きるなんて飽きた
せめてつましくさぁ家具のように死んだように眠りたいんだ 父さん
<もう何もしたくない>
街角ではブロンドの孔雀が愛を密売している
絶望も希望もないカフェで今夜落ち合おうよ
<世界は眼をつぶってる>

make it “decadence”

かつて君が愛したもの
洗いざらしのシーツの匂いの世界
素敵な陽だまりだった君は
シャボンの夕焼けに消えた

とべない鳥が翼ひろげてうたうのさ
“everything is all right, drive me nuts”
ときめいた気持ちさえ1秒後に白けてる
“I love you, so lonely, so young, I wanna die”
素敵だぜ

悲しくても不条理でも苦瓜噛ったように笑って
築き上げた夢なんて誰にも誇れないよ 母さん
<人生は昼メロ(ソープオペラ)じゃない>
脱ぎ捨てたペチコート孔雀は時計を気にしている
真実もない機知(ウィット)もないベッドで苦い紅茶飲み干した
<今 君は幸せかい?>

make it “decadence”

もう二度と戻れそうにない
洗いざらしのシーツの匂いのある
素敵な陽だまりの世界が
君だけをさらってっちまった

啼けない鳥が翼ひろげてうたうのさ
“everything is deep and it's so high”
狂おしい愛情さえいびつにねじれてる
“I love you. so lonely. so young. I wanna die”

STAY 何処にも行けやしない
STAY この世界はテイタラクさ
STAY 僕等いつも素面(しらふ)のまま
STAY この世界と酔いどれてる

素敵だぜ
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