夕暮の風景

二人でいても淋しいね
待ちくたびれた電話で
あなたはぽつんとつぶやいた
窓から見えてる坂道が
くり返し響くさよならに
ゆれて見えなくなりました

夕暮れ帰り道うつむきがちに
窓の遠く急いでる人達も
まるで二人の愛のように
夕陽に追われて 消えて行きます

大人になるのは悲しいね
去年のあなたの言葉を
突然思い出しました
あの時もっと尋ねたら
冬のせいにしてたけど
きっと違っていたのでしょう

淋しい季節も過ぎてくように
こんなふうに訪れる別れでも
いつかやさしい夢のように
思い出になると 祈ってました
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