RAINY SLUMBER

霧雨の降る夜が来たら 君の名を呼んでみよう
月が綺麗だって事早く 忘れてしまいたいから

ひび割れた砂時計 痩せてゆく言葉が
伝わるはずもない

さよなら まばゆい羽根で
舞い上がっていけ 静寂の空に
優しい温もりに委ねた 曖昧な後悔の渦
隣に君はいない

尖った針で穴を開けて 光をのぞき込んでは
僕だけが知る君がいると 何故か思い込んでた

天使の微笑みで 誰かの腕の中
白い肌が染まる

さよなら まばゆい羽根で
舞い上がっていけ 静寂の空に
噛みしめ損ねた愛を 今さら拾い集める
隣に君はいない

コーヒーに溶け切らない感情
君が幸せでありますようになんて 願えない

愛している 愛している

さよなら まばゆい羽根で
舞い上がっていけ 静寂の空に
それでもまた夢を見るだろう
永遠に彷徨い続ける
いるはずない君求めて

まどろみの中で...
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