人見知り

つま先上がりの坂道
夕日に抱かれ登ってく
ガラス瓶に入れた元気
あなたに届けたいの

逢いたくて 逢えなくて
夏が終われば 待たされて
待ちわびて ひとりきり

人見知りなわたしさえ変えてしまう
笑顔のヴェールを解くのよ
今までとは違うからほんとの恋
どうしても判ってほしい あなた

風の斜面にコスモスが
あなたへの道を教える
白くなるほど握った手を
空へと広げてみた

言いたくて 言えなくて
秋に変われば 眠くない
眠れない 遠い夢

人見知りな想い出を捨ててしまう
無口なイメージ今終わる
たとえ無視をされたってかまわないわ
伝わらなければつぶやき あなた

人見知りなわたしさえ変えてしまう
不思議な手品を見るような
大きな手でガラス瓶 割ってほしい
あなた好きだと言うために だから……
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