月に住む君

蛍光灯に照らされた 長いまつ毛
僕も夢の中へ 連れていって
髪の毛がふわり 鼻をくすぐってかゆい
耳元で君がスヤスヤ 眠れない

瞬きのはずが寝てしまっていたのか
長い間 君と夢の中で過ごしていて
こちらの世界に 迷い込んでしまった
そんな感覚にフワフワフワしているよ

思い出せないけれど
幸せだったような気がしてる

例えば遠い昔君と
月に住んでた なんて夢でもね
思い出せば見上げた月が愛しく思えたりする

ねぇ。現実は僕が
思うよりずっと 残酷だったみたいだね
夢の中では ふたりで居たってさ
目が覚めたら君はいなくなっているんだ

小さな夜の子守唄を唱う
君が迷子にならないようにね
歌うのをやめない
僕が生きてる限り

例え今穏やかに君が
月に住んでる事も夢ならさ
思い出せば見上げた月は
愛しく想えるのかな?

例えば遠い昔君と
月に住んでた なんて夢でもね
思い出せば見上げた月が愛しく思えたりする
愛しく想えたりする
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