野良のしっぽ

遠い昔のこと とある日の午後
通りすがりの野良 雨宿りひと時

低い雲みて 何を思っていたんだろう
長いまつ毛の横顔 抱きしめたくて

綺麗な嘘はやめて もう 丸まって眠りたいから
空は正直だよって 伝えるしっぽ

長い夢から覚め 窓辺で伸びる
野良は日向ぼっこ あくびして涙目

風の音聞いて 何を感じているんだろう
そんなことよりとにかく 話がしたいよ

ひとりにしないでね もう 時々ヘソ曲げても
僕ら一つになろうって 伝えるしっぽ

綺麗な嘘はやめて もう 丸まって眠りたいから
空は正直だよって 伝えるしっぽ 伝わるしっぽ
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