冬すずめ

淋しさを甘く見て 別れを選んだ
いい女気取りで 愛想づかしなんか
百年早いと笑ってよ
冬のすずめ 悲しいね
銀色の鳥かごなんか
わたしには似合わない
ちゅんちゅんと
心に言いきかせ
凍えて鳴いてる

酔いどれた指先が もとめる面影
いい女気取りで グラスもてあそべば
ゆがんだ泣き顔 うつしてる
冬のすずめ 悲しいね
銀色の鳥かご捨てて
飛んでゆく空もなく
ちゅんちゅんと
お酒にむせながら
今夜も泣いてる

冬のすずめ 悲しいね
銀色の鳥かご捨てて
飛んでゆく空もなく
ちゅんちゅんと
お酒にむせながら
今夜も泣いてる
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