夏色花火

夏色花火が開く 色とりどり浮かぶ
「流れ星みたいだね」と 君が呟いた

静かな川のほとりで 遠くで鳴る弾ける音
まぎれる人混みの中 手を引いて
君が振り返る

もっともっと 君をね知りたいんだよ
繋いだその手 離さないでね
もっともっと 君とね一緒にいたい
ずっとずっと 夢に居たいの

夏色の花火が開く 色とりどりに浮かぶ
「流れ星みたいだね…」
夏草が足をくすぐる 君と同じように
寄せては返す日々 夏の終わりで

甘くてすぐに溶けてく 砂糖菓子を頬張っては
溢(こぼ)れる街の灯りが 照らした
君の横顔を

ずっとずっと 気持ちは 変わらないけど
二人で歩く 一本道は
いつかいつか 二つに 分かれてくの
ぎゅっと ぎゅっと 胸が痛いよ

ねぇ もしも叶うのなら 君の隣にずっといたい
今度は君に いつ会えるかな
ねぇ もしも願うのなら 君の夢を 見守りたい
ずっとずっと そばにいたいよ

君とまた二人並んで 同じ空を見上げて
隣り合って笑おうね
夏風が香りを運ぶ 思い出残るように
忘れない夏の日々

夏色の花火が開く  色とりどりに浮かぶ
「流れ星みたいだね…」
抱きしめて君がつぶやく
「またね 大好き」だって
変わらない星の下 いつか会おうね
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