暁 -yoake-

もしも願いが叶うならって
急いだ駅のホーム
月並みのスピードで
消えゆく灯りをただ見ていたんだ

こんな日々でも忘れたくないんだと忙しい心
君と過ごすこれからの事に汗をかいて

半袖は早いと笑った

恋堕ちるあの時
言えなかった愛しさは今も変わらないな
こんなに永遠だってこと
どうして君に言わなかったの
抱きしめて触れた髪
静かに泣いていたんだろう最後には
こんなに幸せなことがあったって
怖くなるな
君がいたことも

氷の溶けたグラスで飲み続けた
君の言葉の端にある距離と

走り去る足音を消すようにまた笑って

あの日に戻れたら
やがて知るせつなさが今も続くこと
知らなくても君からもう離れない
世の果てみたいに

恋堕ちるあの時
言えなかった愛しさは今も変わらないな
こんなに永遠だってこと
もっとそばにいたいこと
抱きしめて触れた髪
静かに泣いていたんだろう最後には
こんなに幸せなことがあったって
怖くなるな
君がいたことも

季節変わってもまだ思い出すな
今日はなんだか暑くなるな
こんなに幸せなことがあったって
怖くなって苦しくなって
恋をした僕は
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