港町メルヘン

鴎をつれて 岬の端を
船がそろそろ 入る頃
小葱を刻み 火を細め
あとはあなたを 待つばかり
まるで子どもの ままごと遊び
笑われてもいいの
似たもの同士 身を寄せて
アーアーアー 港町メルヘン

秋味さげて 波止場通りの
五番倉庫を 曲がる頃
お天気なのに キラキラと
雪があなたの 肩に舞う
荒れた暮しの 過去もつ女
笑われてもいいの
涙で二度と はぐれない
アーアーアー 港町メルヘン

積木細工の 倖せかもネ
倖せならいいの
似たもの同士 身を寄せて
アーアーアー 港町メルヘン
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