PIECE

子供の頃 寂しくなると
一人寝転んで見上げてた
空も雲も自分と繋がってる
そう思えば不思議と平気だった

隠し切れないこの弱さを
誰かに受け止めて欲しいのに
積み重ねる暮らしの中でいつか
奥底にしまってた

すれ違う運命を越えて
やっとあなたに出会えたのに
空白を埋めるには時間が足りなくて

ごめんね。ってあなたが言うから
それ以上何も言えなくなって
本当はね もっともっと伝えたいんだ
どんな風に僕が 過ごしてきたかを

いつも正直になれなくて
逃げてごまかしてばかりいた
最初から何も持っていなければ
失望さえもないと

初めて出会うそのまなざし
なんだかすごく懐かしくて
心の奥隠した涙も溶かしてく

ありがとう。ってあなたが言うから
これでもう最後のような気がして
本当はね もっともっと応えたいんだ
あなたが求める すべてのことに

繋いだ手が温かいから
それだけでこんな嬉しくなって
本当はね ずっとずっと探してたんだ
なくしたまんまの 大事なPieceを

ありがとう。って僕が伝えたら
子供みたいに泣きそうな顔して
本当はね もっともっと笑い合いたいんだ
かけがえのない あなただから
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