あの夜に

フライングしたくせに
振り向かずに走り抜けた君
立ち尽くしたまま
ずるいと思い続けた私

すこし広くなった部屋の隅
積み上げた文庫CD
今更どっちのか分かんないよ
中古の黄ばんだライナー
ぴったり鼻あて
手離した人を想像してみる

おそろいのオールスターより
君が一人読みふけってた本の表紙が見れない

音のない午前二時
眠れないの?
君のただの息だけの声をboy夢に見てる

音のない午前二時
眠れないよ
君のただの息だけの声をboy夢に見ちゃう

気まぐれで買ってきた
一輪挿しに絶やさず花
名前分かんなくても可愛い
愛はしずかに傾く

アイロンかけて今日がちゃんと終わっても
指先のやけど 点のような痛みになって
もっと私を困らせてもいいよ

人伝いに知る君の気持ちなど
一ミリだって興味ないと思ってたのに

音のない午前二時
眠れないの?
君のただの息だけの声をboy夢に見てる

音のない午前二時
眠れないよ
君のただの息だけの声をboy夢に見ちゃう

音のない午前二時
君のただの息だけの声をboy
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