君へ。

おはよう、送るその前に ハッとして気づいた
君と作った習慣が いつまでも取れない

あれから何度 掃除をしても
思い出たちは散らばってる
少し低めの やわらかな声
今にも聞こえそうで

二人で重ねた 優しい時間が
こんなに こんなに 胸に溢れてる
泣きたくなるくらい まだ鮮やかなままでも
あのとき止まった 心の時計を
ゆっくり ゆっくり 進めていかなきゃ
もう心配しないでね
君がいなくてもちゃんと 笑えるから

嫌いになったわけじゃない、でも前と違う
少し開いた距離感 すぐにピンときたよ

趣味も好みも 考え方も
逆だったからこそ惹かれた
嘘がつけない そういうとこも
すごく愛おしかった

涙でゆがんだ 最後の時間が
今でも 今でも 胸を締め付ける
泣きそうになるのは 素敵な恋をしたから
あのとき目を見て 言えずにごめんね
ありがとう ありがとう 大好きだったよ
自分で決めた道
君がいなくてもちゃんと 歩けるから

いつも通り はじまる朝
同じ景色なのに なんだか綺麗
これで良かったんだね

二人で重ねた 優しい時間が
こんなに こんなに 胸に溢れてる
泣きたくなるくらい まだ鮮やかなままでも
あのとき止まった 心の時計を
ゆっくり ゆっくり 進めていけるよ
ほんとのサヨナラだね
君がいなくてもちゃんと 笑えてるよ
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