そのドアはもう開かない

これからどうしよう 僕はひとりぼっちになった
馬鹿な軽はずみな過ちで 大切な人が消えた

また同じ後悔してる あの笑顔 あの笑う声
また同じ幻を見てる そのドアはもう開かない

これから何処へ帰ろう この部屋には意味も理由もない
おかえり その一言が 心の中に いつも灯る明かりだった

またひとつ浮かんで消える 青い約束 白い願い事
なにひとつ叶えないまま そのドアはもう開かない

疲れ果てた 瞳の影に気づいてたのに ただ時が癒すのを待ってた
愚かだね 勝手だね どれくらい君を傷つけていたのだろう

またひとつ想いが溢れ 止めどなく 零れ落ちる
なにひとつ音のない部屋 そのドアはもう開かない

その手に触れていれば 元に戻れる気がしてた
あの夜 君の手は 僕を拒み ただ静かにドアを閉じた
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