追いかけっこ

どうして陽が傾いた 月が太陽追いかける
どうして瞼が腫れた 悔し涙は止まらない

はぐらかしてしまうくらいなら
いっそ悩むのさえ 止めればいいさ

影なら幾つも踏んでやれ
手を伸ばす程に 離れる雲よ
さよならなんかは 言わないで
僕らはやれるから

どうして人は彷徨う 十人十色の幸せ
どうして人は旅人 雨風凌ぎ陽を待つ

幼い日々の宿題の山
目隠しのままじゃ 生きられなくて

力の限りに戦うのさ
手を伸ばす程に 拡がる影よ
勝つか負けるかは わからない
僕らはやれるかな

届いてますか
僕たちは 臆病だからもっと 微笑んで

影なら何処にも満ちている
真っ白な雪の その裏側さえ
夜空を彩る星たちは 何も語らないけど

僕らは夢を見る
×