つぐみ

夏至(げし)を過ぎれば 鳴かなくなるから…
そんな名前の 鳥がいる
別れ話しに 声さえ出せずに
拒んだ わたしみたいね
つぐみ つぐみ 重たかろ
北へ帰るにゃ 寒かろう
つぐみ つぐみ 置いて行け
辛(つら)さ 無念さ あるのなら
投げてごらんよ わたしのこの胸に

心ときめき 待ち続けたもの…
それは さよならだったのね
恋は激しい 夕立ちのようね
しばらく 許せなかった
つぐみ つぐみ 振り向くな
濡れた翼は また乾く
つぐみ つぐみ 翔(と)んで行け
海の夕焼け 越えたなら
鳴いてごらんよ 明日(あした)へおもいきり

つぐみ つぐみ 重たかろ
北へ帰るにゃ 寒かろう
つぐみ つぐみ 置いて行け
辛(つら)さ 無念さ あるのなら
投げてごらんよ わたしのこの胸に
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