はまなす旅情

はまなす咲いてる知床の
岬の丘は 夏景色
あなたが指さす波の上
はるかに国後(くなしり) ルルイ岳
瞳の中まで海の色
あなたがまぶしい ふたり旅

短い季節を惜しむよに
色とりどりに 咲く花よ
都会でいつしか忘れてた
やさしい心に もどります
あなたを素直に好きですと
いまなら言えます 旅の空

暮れゆく山並みあかね雲
羅臼(らうす)の町に 灯がともる
あなたと今宵も岩陰に
うたえば波間に 照る月よ
寄り添うふたりの肩さきを
カモメが飛びかう 北の海
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