人生旅愁

男と生まれて でっかい夢を
もたずに何の 青春ぞ
怒涛の人生
俺は行くぜと 踏み出しながら
いくつの季節が 流れたことか

いつでも背中を 見送るだけと
怨みをこめた あの涙
流れの浮草
めぐり逢えても はかないだけの
別れのさだめが あわれでならぬ

人生、どこまで 傷つきながら
残りの夢を 追いかける
夜ふけの居酒屋
うごく時代に とり残された
男の姿が ほろりとゆれる
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