バイバイ、ロックンロール

これでもう最後かも知れないから聞いてくれ
明日がどうなんて自分の事もわからねぇから

下北沢の南口の閉じたシャッター
いつ空くかなー早く治んないのかなー なんだか泣けるな

バイバイロックンロール 俺もう歌えないかもしんねぇや
バイバイロックンロール 俺もうダメかもしれねぇわ
夢なんて結局はいつも現実の上にあるもんで
一瞬で脆く崩れ去っちまうんだ

これでもう最後かもしれないから聞いてくれ
昨日には引き返すなんて事が出来ねぇから

有明辺りのスカした街に風が吹けば
空っぽだなー今夜はやけに冷えるなー 早く戻らなきゃ

バイバイロックンロール もっぺん歌わせてくれないか
バイバイロックンロール このまま終わるワケにはいかねぇんだ
自分のための夢はいつしか他人のための感謝に代わり
伝え続ける事に意味があると思うんだ

うー あー

バイバイロックンロール 俺の声は届いてますか
バイバイロックンロール まだ今日は聞こえてますか
だとしたらあなたに今どうしても伝えたい歌がある どうしてもどうしても

バイバイロックンロール 俺もう歌えないかもしんねぇけど
バイバイロックンロール 俺もうダメかもしれねぇけど
今日もあんたが頭掻きむしって声をあげ
泣き叫ぶなら俺は君のため歌わなけりゃいかんのだ

バイバイロックンロール これでもし本当に最後なら
バイバイロックンロール せめてあなたの心を打つ歌を
あなたが迷う時も揺ら揺らと照らす灯火のような
優しくて熱いロックンロールを歌うんだ
鳴り止まないロックンロールをあなたに

バイバイロックンロール
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