愛の泡

機嫌が良い日は 非の打ち所ないわ
あなたの尖がった顎先 細い鼻筋
眺めてるだけで 微笑みながら暮らせる
そんな毎日 一寸先は煉獄 絡み合って夜の街
気分次第で何処へでも 行けると誰も思ってる
そんな日を繰り返す 信じられるのはこれだけ
視床下部が司る世界  他には何にも 要らないの
跪いてごらん この網目を裂いて 手は使わないでね 愛してるわ
こんな日が長くは 続く訳無いのさ
当たり前の現在に 揺蕩うだけ
虚しさだけが残る昼下がり 窓の向こう
放たれた矢のように消えた あなたを見た
それでも女は 溺れたがる生き物
あなたの尖がった目線はいつも嘘吐き
ほんのひと時 満たされていれば良いの
そんな人生 一寸先は煉獄 泡のように
弾けて消える夜の秘めごと 繰り返すほど 綺麗になる 私を見て
跪いてごらん この網目を裂いて
手は使わないでね 愛してるわ
こんな日が長くは 続く訳無いのさ
当たり前の現在に 揺蕩うだけ
跪いてごらん 引き裂いて道徳 手は使わないでね 愛していた
あんな日が続いて 欲しいと思ってた
当たり前の末路 可笑しいほど
虚しさだけが残る夜明け前 窓の向こう
流れる星のように消えた 私を見た
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