burgundy blood

ある程度はその気になれば知られるような世界で
知ろうとする事もそもそも無くて
ある程度はその気になれば触れられるような世界で
ドアを閉めて話をする真似して

相変わらずそうして鳴り止む事無くぶつかり続けて
そして滴る血の音に目を配る
真っ当な血の色を僕はどれくらい見ていないんだろう
冷めた笑みが床に落ちる

血の色が大人びてる
長い間、心に触れて来ないうちに
赤色へと戻してくれる誰かを探している
綺麗に着飾った指先で

会話も仕草も髪型も一眼に触れるもの全て
あまりにも小手先で済ましていた

小綺麗にまとめた姿に集まる人の姿は
後を断つ事は無いけど

血の色が大人びてる
長い間、心に触れて来ないうちに
赤色へと戻してくれる誰かを探している
綺麗に着飾った指先で

今更になってようやく気付いたよ
世界は誰1人見逃しては居ないって
それなりにとこなしていたら
それなりにしか愛されなくなる

血の色が大人びてる
長い間、心に触れて来ないうちに
赤色へと戻してくれる誰かを探している
相も変わらずに指先で
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