そやけど

そやけど まさかこのまま
あんたが いなくなるなんて
大阪の空を 見上げ
言葉も 出なかった
夢みる時も ふたり
傷つく時も ふたり
まぶたに 浮かぶあんたは
淋しい笑顔 ばかり
もう少し 運さえあったら
どうにかなった きっと
それも そやけど なんでやのん

そやけど 心移りを
知らんと 言えば嘘になる
お酒に逃げた 夜も
黙って 待っていた
電話の先の 声に
気づかんウチや ないで
鏡の 後ろ姿に
微笑みかけて みても
もう二度と ふたりの時間は
戻らないよね きっと
それは そやけど なんでやのん

あんたが いない大阪
渇いた街に いても
今日の日が 最後やないよね
いつかは逢える きっと
そやろ そやけど なんでやのん
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