東京野球

“ゆらゆら揺れてる湯気が出そうな真夏の午後
公園通りは人で一杯
エッグマンと渋谷公会堂に挟まれて立っている
僕の名前はバイト君
ビルディングとビルディングの谷間
そこから飛び出してきそうな白いボールを求めてきた
僕はセンター ボールをつかみにやってきたんだ
いつも補欠だったけど
想いを溜め込んできたベンチウォーマー
今こそ! 今こそ!そのボールをつかんでやるのさ”

流れ流され僕はここに来た
巡り巡って君に会いに来た
何をなくして何処をさまよう

明日こそはと手招きされて
毎日が僕にケツバットさ
リアルすぎるよ夢が見れない

バッター バッター 屁バッター Hey!
バッター 何処にいる
バッター バッター 屁バッター Hey!
バッター 飛ばしてみろ

“監督はいつも僕に15番をくれる
本当は8番が欲しかったんだ”

イジけてらんない 万年補欠
東京なんかに 負けてらんない
苦い涙を噛りすぎてきた

流れ流され 僕は何処へ行く
腐り腐っていくものか
どんな球でも 飛びついてやる

バッター バッター 屁バッター Hey!
バッター 何処にいる
バッター バッター 屁バッター Hey!
バッター 飛ばしてみろ

“ショーウィンドーに映った僕の顔を睨むことで精一杯
すごいヤツになるんだろ こんなはずじゃなかったんだろ
スパイクの音まで聞こえてきそうだ”

中腰してかまえてる つま先立ちで踏ん張って
想像するんだ ファインプレー 僕はヒーローさ

バッター バッター 屁バッター Hey!
バッター 何処にいる
バッター バッター 屁バッター Hey!
バッター 飛ばしてみろ

バッター バッター 屁バッター Hey!
バッター 何処にいる
バッター バッター 屁バッター Hey!
バッター 僕はここにいるよ
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