365日の花火

打ち上げ花火の後で横並びのままでくちづけしよう
向かい合わせの君の前じゃ正しくなきゃいけない気がしてた

君は夏の打ち上げ花火
目を閉じた時に浮かび上がり
胸の内側を湿らせる
365日花火 ふとした時に蘇っても
何にもなかったように仕事に行く
それが恋だったかもう思い出せない

まるですり抜けるバレリーナ
易しい答え合わせも出来なくて
失うというよりも最初から
埋まらぬものばかりと気付いてた

いくつもの季節を通り過ぎ
思い出されるのは一握り
情熱微熱の重ね合わせ
365日花火 賢くなったような気もせずに
間違い探しの今日が終わる
夜の海に飛び込んで夢の中へ

手にしてきたものを失いたい訳じゃなく
あの夏のあの夜の花火が忘れられないだけ

君は夏の打ち上げ花火
目を閉じた時に浮かび上がり
胸の内側を湿らせる
365日花火 ふとした時に蘇っても
何にもなかったように仕事に行く
それが恋だったかもう思い出せない

誰も知らない僕の打ち上げ花火
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