魔法の言葉

遅く目が覚めた朝 アナタを探して
水道の音で分かる 家に居るってこと

振り返れば長い時間を隣で過ごして来た
同じ帰り道が当たり前みたいになっていた
いつの間にか会話もあの頃より無いかも
そう言えば笑顔を最後に見たのいつだろう?

おはようの言葉 出された朝食が
嬉しいのに何も言えない
言葉が出てこない
背中を眺めていた

なぜだろう?たった一言が 上手くアナタに届かない
何度も心の中で確かめる様に呟いたんだ
ありがとう ありがとう その言葉を伝えたい
色褪せない魔法の言葉

もしも目が覚めた時 アナタがいなかったら
きっと僕は独りで途方に暮れるだろう

お互いに歳を重ねてきたけど
近くにいればいる程に
伝わらない想い
今日がまた終わって行く

なぜだろう?たった一言が 上手くアナタに届かない
何度も心の中で確かめる様に呟いたんだ
ありがとう ありがとう その言葉を伝えたい
色褪せない魔法の言葉

ありがとう

ありがとう ありがとう
その言葉を伝えたい
色褪せない魔法の言葉
それはほら魔法の言葉
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