黎明 -REIMEI-

窓の水滴 食べかけのピザ 強くないアルコール
ふたりは汗で 殺し合ってる ナケナシの理性を

夜の一番 深いところで
ヒビに痛さをねじ込んで
どうして僕は 君を何度も
抱いているのだろう

失う事より ひとりになる事に怯えていた
触れて気づいた 気持だから 君の肩を離せない

灯りをつけて 醜いままで 暴かれてしまおう
優しさひとつ 入れない部屋に 永遠を求めて

髪に絡んだ ピアスが落ちる それでも続けるよ
きっと僕らは 決して飛べない 鳥ばかり飼ってる

契機もなく 結末もなく 決断に酔うこともない
儚い一時が 閉じた視界を 炎で乱して

夜明けの光に 消える星は どこにも行けなくて
今も確かに そこにあると 遠い空を見つめてる

濡れた睫毛を 見せつけないで 愛が移ってしまうから
釈然としない 想いの果てを 誤解で償おう

失う事より ひとりになる事に怯えていた
このまま揺れて 白くうねる 波になって

何も終わらせない 何も変えない 行く先も決めずに
触れて気づいた 気持だから 君の肩を離せない
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