おーい!おーい!!

倒れこめるほど疲れ切れず
ウンザリできるほど続けられず
ごまかす為だけに飲まれる酒は
テーブルに置いてさえもらえない

確かにぼくはここにいるけれど
確かなぼくはどこにいるんだろ
ぼくはここにいるけれど
ぼくはどこにいるんだろ

おーい!おーい!!

ようやく捩れ始めた文字
ぺたんと閉じてほったらかす
まどろむ為だけに読まれる本は
しおりを挟んでさえもらえない

確かにぼくはここにいるけれど
確かなぼくはどこにいるんだろ
ぼくはここにいるけれど
ぼくはどこにいるんだろ

おーい!おーい!!

ときに赤錆びた焦燥に膝を揺らし
血液よりもせわしなく
ときに朝日に焦がされるがままに
亡骸よりも微動だにせず

確かにぼくはここにいるけれど
確かなぼくはどこにいるんだろ
ぼくはここにいるけれど
ぼくはどこにいるんだろ

おーい!おーい!!
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