涜神

空に瞬く星が 我の故郷(ふるさと)
十億年の彼方 栄華極めた
征服こそが我の 我たる所以(ゆえん)
小惑星帯なら 爆発させた

我こそは亡びの神
我こそは破壊の神
我こそは悪の神なるぞ

地球を回る月は 我の別荘
六万年の昔 地上に降りた
エジプトにバビロニア 司祭を騙(だま)し
ピラミッドの秘密を 暴いてやった

我こそは亡びの神
我こそは破壊の神
我こそは悪の神なるぞ

自由という 名のもとに
娯楽与えてやるぞ
豊かという 名のもとに
貨幣授けてやるぞ

崇(あが)めよ
敬え
競えよ
争え

光届かぬ闇が 我の揺り籠
ハルマゲドンの末は 帰りもしよう
堕天使たちを連れて 最後の戦
教えてやろうそれが 亡びの美学

我こそは亡びの神
我こそは破壊の神
我こそは悪の神なるぞ

迫り来る その日まで
悪徳を ふりまくぞ
やがて来る その日まで
縛り続けるぞ

こぞって 崇めよ
こぞって 敬え
こぞって 競えよ
こぞって 争え

こぞりて

襲い来る その日まで
害毒を ばらまくぞ
すぐに来る その日まで
支配止(や)めないぞ

こぞって 崇めよ
こぞって 敬え
こぞって 競えよ
こぞって 争え

こぞって 崇めよ
こぞって 敬え
こぞって 競えよ
こぞって 争え

こぞりて
×