腐肉にとっての愛

寄り添う者の思いには
諂う虚無と凶暴さ
変わりゆくそれに気付かずに
対応出来ず崩れてく
忘れてた 他人の冷たさ
甘く見た自分の愚かさよ
来る火の手
逃げるその道先に
隠れてる遠いまえからと
絡み続く

好きだと軽く口にする、
唾液で夢をこねる奴
受けた優しさ よどむ大気
ぐちゃぐちゃに混ぜて 澄まし顔
教わった生き抜く術は自信を持ち
無知をごまかすだけ
言葉なら響き 虫さえ逃げる
心なら見えぬ 微笑みはごまかす手段

くいしばり耳を塞げば
腐肉にも 明日は巡り来る
大切に想うあなたの事を
いつまでも
変わらぬはずだと思う
言葉なら残り 後先縮む
その為に今、
何を踏みつける その足で
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