コーヒーカップ

向かい合わせに置いた コーヒーカップのなかから
静かに湯気が揺れている なにもない穏やかな午後

暮らし始めた頃に お揃いなんて照れるねと
笑いながらも真剣に 何軒も探したね

もう何年経ったのかな 幾つ春を数えただろう
部屋も前と変わったけど いまもおなじ愛しさで
君を見つめてる

何度も 何度でも 好きになれる また昨日より今日の
今日の君よりきっと明日(あす)の そう君が好き
口には出せずにいるけど 守り続けるよ
誓いと一緒に飲み干した 苦めの Coffee

たまに散歩をしたり 駅前で待ち合わせたり
どこにでもある毎日を 抱きしめて歩いてこう

時々ふとすれ違って 気まずく瞳(め)をそらすときも
胸の奥で繋がってる 色褪せない愛しさを
ずっと信じてる

何度も 何度でも 喧嘩したり また抱きあいキスして
想い出たちが絆になる ただ君が好き
コーヒーカップの向こうで 微笑む横顔
なにより大事な宝物

巡り巡る季節(とき)が映し出す彩りを この胸に染めて
鮮やかな未来をふたりで咲かせよう

何度も 何度でも 好きになれる また昨日より今日の
今日の君よりきっと明日(あす)の そう君が好き
口には出せずにいるけど 守り続けるよ
誓いと一緒に飲み干した 苦めの Coffee
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