CLUB 27

随分遠くまで来た僕らは
得たモノと引き換えに
失っては気づいて
また失ってきたいくつもの
宝物がある

生きる事の意味や価値を
見出せずに彷徨っていたのに
暗闇に差し込む声が
いつだって…

灰になるその日まで
どれほど時間が残されていて
僅かならば僅かでも構わない
現し世に刻む 僕の生きた証を

今は亡き彼がまだ
僕の胸の奥で生きていて
孤独の朝も越えてこれたから
いつの日か僕も彼に近づけたなら

溶けてゆく雪のように
この生命にも終わりがあり
故に儚く輝ける

灰になるその日まで
どれほど時間が残されていて
僅かならば僅かでも構わない
現し世に刻む 僕の生きた証を
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