悪の花

ねぇ気付かないの 横柄なあなた
間違ってるって わからないの

声をあげても 届きやしない
平気で抜かす 嘘は得意
つくりものばかり上手くなる

ねぇ認めてよ 横暴なあなた
間違ってるって わからないの
ねぇ気付かないの いぷせしあなた
平気で抜かす 嘘は得意
消された声はどこへ行く

鼻高々に現れし
その鼻この手で折ってやりたい
ご立派な利己心は
何の役にも立ちませんわ

ずっと ずっとそう生きてきたんでしょう
後ろでは尻拭い
夢見心地はいかがでしょうか

否応も許されない
使い古しはもう結構です
優しさなど微塵もない
逃げたがりのあなたへ捧げるわ

訝しげに笑うあなたは
過ちに気付きもしない

重ねた者がいいわけじゃないのよ
お気付きになったら
吠える事しか知らない
あなたには毒されません

誰も知らない私は行くわ 行き先は告げずに
消しかけた誇り抱いて私は行くの
後悔なんてしないわ ここを手離すなら
一切の慈悲は無い 私は逃げるわ

履き違えた言い訳は無駄
歯止めが利かぬなら今ここで
地獄の沙汰もあなた次第
そんな行使はさせないわ

形ばかりを必要とするなら
要らないわ そんなもの
これっぽっちも魅力じゃないの

見縊るからいけないの
振り返りはもうしないわ
逃げたがりのあなたヘ
わたしから捧げるわ
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