ミツバチ

家を無くしたミツバチは 蜜を集めてふらりふらり
微かな違和感 知ることの不安
腹に溜まった蜜の重さ 相手のいない笑い話
苦しさには慣れる 人は僕を憐れむ
うそっぱちの人生だったなんて 死ぬ前に泣いている

曖昧な僕達はいつだって 善か悪かを行ったり来たり
大きな志 有象無象の足音
夢の続きを君に訊ねて 失くした物の数を数えた
大きな波には呑まれる 暖かな光に誘われる
うそっぱちの人生だったなんて 死ぬ前に笑ってる
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