Face feat. 井上苑子

誰も知らない私がそこにいたよね そんな顔して泣いていたの?
どんな順序でどこに向かえばいいのかも誰も教えてくれなかった
思った以上に未来は早く来たけど 追いつけない今を重ねていた
言葉にすると壊れそうだよ 考えず進むこと それしかなくて
笑うことは簡単だったよ 本当の泣き顔を人前で見せるより

今の私であの頃に戻れたなら もっと未来は違っていたの?
もしもそうならあの日に生きた私を消してしまうのと同じことだよ
傷つくたびまた全部に背きたくなる 明日が見えないのはこわいから
迷子になりそうな時には 信じたいものをただ拾い集めた
残ったものの中にきっと 本当の私ごと見てくれる人がいる

たぶん私だって私のすべてをきっと知らないままだろう
夢を通したり人を通して 少しずつまた見えてくるんだ
それでいい

明日は誰にもわからない 何が正しいのかも誰も知らない
それでも選んできた道の 1つでも奇跡という名前をつけよう
いつの日か胸を張って 歩いてゆくその先に輝きがあるように
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