Diascia

伝えきれずにいた想い
行き場をなくした吐息のよう
白く染まってゆく街を
凍える風がすり抜ける

人気のない駅のホーム
別の道に続くレール
時が止まればいいのにな
そう思っていた

いまなら言えるよ
鍵をかけたままの想い
もしまた巡り逢えるなら
ごめんねとさよならを

伝えきれずにいた想い
降り積もる淡い雪のようで
守れなかった約束を
思い出すように歩いてる

優しさに甘えていた
繋いだ手を振り解いた
柔らかな真冬の道は
あの日のまま

いまなら言えるよ
鍵をかけたままの想い
もしまた巡り逢えるなら
ごめんねとさよならを

戻らない日々に この歌を

届くように歌うよ
忘れないこの想い
もしまた巡り会えたなら
ありがとう
またいつか
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