おかんの呼ぶ声

海を見ていた 沈む夕陽を
あなたの涙 理由(わけ)も知らないで
幼い俺は 手をつながれたまま
立ちつくし 悲しくて
ゆうべの涙 からりと晴れて
あなたは笑い 朝の台所
幼い俺は ただはしゃぎまわって
青空が まぶしくて
おかんよ おかんよ
俺らしく 生きてるだろうか…
おかんよ おかんよ
あの時の 苦労の意味が わかるよ

ケンカはするな がまんを覚えろ
嘘などつくな よそ見をしないで
人にはやさしく 感謝を忘れずに
真っ直ぐに 生きなさい
子育てだけが 生きがいだった
自分の夢を 語ることもなく
大人の俺を まだ悪ガキ扱い
おこられて うれしくて
おかんよ おかんよ
俺らしく 生きてるだろうか…
おかんよ おかんよ
あの時の あなたの言葉 沁みるよ

おかんよ おかんよ
沈まない 夕陽をいまも
おかんよ おかんよ
あの時の 夕陽をいまも 見てるよ
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