情熱のヒストリア

広く咲いた荒野で 海を目指し彷徨う
砂の上を裸足のままで

進んできた大地に 刻んできた感情
ひとつだって忘れはしない

乾く喉を潤す水のように求むもの
研ぎ澄ました心に残る本当の意志を

燃える炎のように揺れる 鼓動が抱く情熱
果てのないこの世界に 恐れなどはない
止まることはない

進む砂漠の街で 行くべき明日を探す
土煙にまみれた中で

人間(ひと)は皆愚かだと 笑うだけの傍観者(ものたち)
其処に望む自分はいない

自由を描き出せる鳥を羨むことなく
心深く生まれたものを確かに掴む

焦がす太陽より熱く 湧き上がるこの情動
信じてきたこの道に 間違いなどない

溢れ出す想いを伝う 胸の奥の蜃気楼
追い続けるこの旅に終わりなどはない

燃える炎のように揺れる 鼓動が抱く情熱
果てのないこの世界を 歩き続けたい
うたい続けたい
紡ぎゆくhistory
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