終着駅まで

何があなたに 見えますか
枯葉がひとひら 舞う秋に
小さな駅から 希望を胸に
喜び悲しみの 汽車を乗り継ぎ
あゝふりむけば ひとすじの道程(みち)よ
あゝ人生の 風雪にたえて
今あかあかと 夕陽が照らす 夕陽が照らす

飾る花さえ 歌もない
そんな時代も あったよね
あなたの笑顔に 明日を信じ
いくつも越えてきた 長いトンネル
あゝささやかな 幸せをもとめ
あゝささえあい でこぼこの道を
ただひたむきに 歩いて来たね 歩いて来たね

少し白髪も ふえたけど
心はまだまだ 元気です
終着駅まで あなたとともに
思い出アルバムを 増やしつづけて
あゝよりそえば ほほ笑みがつつむ
あゝ変わらない あなたへの愛を
今しみじみと 見つめる夕陽 見つめる夕陽
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